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農作物の照度や温度をSMSなどで通知--KDDIウェブ、沖縄県で農作IoTの実証実験

藤井涼 (編集部) 飯塚 直2018年08月07日 12時00分
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 KDDIウェブコミュニケーションズは8月7日、沖縄県糸満市と地方創生プロジェクト「Cloud ON OKINAWA」の取り組みの一環として、照度・温度を電話やSMSで通知する農作業支援通知システム「てるちゃん」の実証実験を開始すると発表した。

照度・温度を電話やSMSで通知する農作業支援通知システム「てるちゃん」
照度・温度を電話やSMSで通知する農作業支援通知システム「てるちゃん」

 沖縄県における小菊の出荷量は全国1位となっており、特に糸満市では小菊へ人工的に光を当て花芽の形成と開花時期をコントロールする栽培方法を利用した「電照菊」の栽培が盛んだ。また、宮崎県のイメージが強いマンゴーの生産においても、糸満市が拠点産地に認定されるなど盛んだという。一方で、どちらも出荷までにかかる作業量・時間が膨大なため、作業の効率化が課題となっていた。

 まず小菊は、光に当たる時間が短くなると花芽をつけ開花準備をする性質があるため、夜間の電照により日照不足を補い成長をコントロールする。そのため、生産者はブレーカー落ちの確認に、2〜3日に1回のペースで圃場に行く必要がある。マンゴーについても、各成長過程においてビニールハウス内の温度・湿度が重要となるため、都度確認のために時間のロスを生んでいるという。

 これらの作業負担軽減と作業の効率化のためKDDIウェブコミュニケーションズは、照度・温度を電話やSMSで通知する農作業支援通知システムである、てるちゃんを開発した。

サービスの流れ
サービスの流れ

 同システムは、ブレーカー落ちによる電照切れやビニールハウス内の気温変化をセンサにより感知。その後、設定値を超えるとクラウド電話APIサービス「Twilio」により、生産者の携帯電話へと電話・SMSで通知が届く。さらに、任意のタイミングでシステム側に電話することで、リアルタイムに照度・温度の値を知ることも可能だという。

 今回の実証実験は、実際の農作業での有用性の確認や実環境で使用した際のシステムおよび、機器の情報を得ることなどを目的としており、糸満市の小菊農家とマンゴー農家を対象に約半年間実施。マンゴー農家は11月から実証実験を開始する予定としている。

ビニールハウス内で使用するセンサ「KizukuLux」
ビニールハウス内で使用するセンサ「KizukuLux」

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