Twitterの第2四半期決算は予想を上回ったが、先週決算を報告したFacebookに続き、開示したユーザー数が納得感を得られる結果ではなく、同社の株価は急落した。
Twitterは米国時間7月27日、月間アクティブユーザー数(MAU)が3億3500万人だったことを明らかにした。前四半期から100万人減少し、予想を300万人以上下回った。第3四半期の見通しも期待はずれだったことから、同社の株価は27日、約20%下落した。
単純に考えると、MAUの減少は、Twitterがボットや偽アカウントの削除を進めているためだと想定されるが、Twitterは、使用されていないアカウントやスパムの可能性があるアカウントは、もともとMAUにカウントしていないことを認めている。
Twitterは、5月と6月に約7000万件のアカウントを削除したとされる。また、スパムポリシーに違反するとして削除したアカウント数は、前年比で倍増している。
同社は、第3四半期にMAUがさらに減少する可能性があるとした。その原因として、アカウントの削除、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に準拠するための変更、一部の地域でのSMS関連の契約変更に関する決定などを挙げている。
Twitterは株主宛ての書簡に、「日常的なツールとしてのTwitterの利用を促進する可能性のある短期的な製品改良よりも、健全性を目指した取り組みを優先することを、積極的に選択している」と記している。
MAU以外では、第2四半期の純利益が1億ドル、1株あたり利益は13セントとなった。売上高は前年同期比27%増の7億1100万ドルで、非GAAPベースの1株あたり利益は17セントだった。
アナリストの予想では、売上高が6億9620万ドル、1株あたり利益が17セントだった。
総広告売上高は、前年同期比23%増の6億100万ドルだった。
同四半期最大の成果の1つは、データ事業が前年同期と比べて拡大したことだ。データライセンス事業の売上高は、前年同期比29%増の1億900万ドルだった。
また、第3四半期の調整後EBITDAの見通しについて、2億1500万〜2億3500万ドルの間としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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