ロボット掃除機やLED照明がスマート家電になり、さらに通常の家電に近い価格帯で発売されたら、スマート家電の普及はスピードアップするかもしれない。+Styleは7月26日、スマートホーム向けの家電「スマートロボット掃除機」(価格:2万1800円)、「スマートモスキー トキラー」(同:2700円)、「スマートアロマディフューザー」(同:4800円)、「スマートルームランプ」(同:3700円)、「(スマート LED ストライプライト」(同:3000円)の5機種を発表した。+Styleのほか、Amazon、Yahoo!ショッピングで販売している。
全機種ともに「Google アシスタント」「Amazon Alexa」による音声コントロールに対応したスマート家電ながら、通常の家電と同等の販売価格を実現していることが特徴。ソフトバンクコマース&サービス IoT事業推進本部IoT事業推進統括部統括部長の近藤正充氏は「IoT家電は価格が高くなるというイメージを持っている人も多いと思うが、それを通常の家電に近い価格にして提供している。低価格ながら、技適や電気用品安全法を取得しており、日本語のマニュアルも付属する。当たり前の話だが、日本対応をしっかりすることにもこだわった」とポイントを話した。
スマートロボット掃除機は、掃除機と水拭きの機能を持ち、AUTO(自動/ジグザグクリーニング)、SPOT(局所クリーニング)、EDGE(壁際クリーニング)の3つの掃除モードを装備。最大120分の長時間稼働に対応する。
スマートモスキー トキラーは、紫外線LEDで蚊をおびき寄せ、本体であるファンで吸い込み捕獲する蚊取り器。薬剤を使用しないため、ペットや子どもがいる家庭でも使用可能だ。
スマートアロマディフューザーは、超音波式のアロマ加湿器。200mlの大容量タンクを備え、6時間以上稼働できる。スマートルームランプは、ガラス素材を用いたボール型のデザインを採用。スマート LED ストライプライトは、長さ2000mm×幅10mm×厚さ2.8mmのテープ状のLEDライト。裏面が粘着テープになっており、家具などに貼り付けて使用する。アロマディフューザー、スマートルームランプ、スマート LED ストライプライトは、約1677万色の発光ができるLEDライトを搭載。スマホアプリ「Smart Life」から、発光する色を選択できる。
+Styleは、消費者と一緒にものづくりができるプラットフォーム。IoT商品の企画、開発、販売の場として、2016年にスタートした。近藤氏は「赤外線を使ったり、ケーブルを間に挟んで、家電を操作する機器もあるが、私たちはもう少し商品そのものが通信していくものを提供していきたい。今後は既存家電のスマート化だけではなく、新規購入の家電製品群のスマート化に取り組んでいく」とし、今後も家電ジャンルに取り組んでいく方針を明らかにした。
なお、8月3日まで、ロボット掃除機を1万4800円、スマートモスキートキラーを2500円、スマートアロマディフューザーを4300円、スマートルームランプを3300円、スマート LED ストライプライトを2800円のディスカウント価格で提供する、販売開始キャンペーンを+Style の「ショッピング」で実施する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」