LINEの完全子会社で電子漫画サービス「LINEマンガ」を運営するLINE Digital Frontierは7月26日、韓国の電子漫画大手NAVER WEBTOONから総額86億円の資金を調達したことを発表した。増資完了後の出資比率はLINEが70%、NAVER WEBTOONが30%となる。代表取締役社長は引き続き出澤剛氏が務める。
2013年にサービスを開始したLINE マンガのユーザー数は、この5年間で2000万人を突破。また、有料コミックのダウンロード数は15億冊を超え、無料連載作品も1800タイトルを超えているという。両社は、さらなるサービス拡大を目的に、6月28日に資本・業務提携を発表しており、今回の資金調達もその一環となる。
調達した資金は、サービスやオリジナルコンテンツへの投資、マーケティング活動など、事業・サービスの成長に充てるとしている。また、NAVER WEBTOONが持つコンテンツや開発技術・リソース、グローバルプラットフォームをLINEマンガにも生かすことで、オリジナル作品ラインアップの拡充や市場・顧客分析、UI/UXの改善、グローバル展開などを強化するという。
さらに、2018年内をめどに、NAVER WEBTOONが国内で展開している無料ウェブマンガサービス「XOY(ジョイ)」(月間利用者数230万人)をLINEマンガに統合する予定だという。
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