航空機エンジンを手掛けるRolls-Royce plcは、Aston Martinの新しい「空飛ぶタクシー」構想のパートナーを務めるのに加えて、自社でも同様のコンセプトを発表した。
Rolls-Royce plcは英国のファーンボロー国際航空ショーで現地時間7月16日、EVTOL(電動垂直離着陸機)コンセプトをデジタル形式で発表した。これは基本的に同社の新しい推進システムを用いた空飛ぶタクシーで、電気推進システムに従来的な充電方法を組み合わせたものだ。
約500kWの電力を出力するEVTOLは、6基のロータによって垂直および水平方向への推進を可能にする。Rolls-Royce plcの「M250」ガスタービンによって電力を得るため、空港にある従来の燃料インフラを利用して燃料補給できる。航行速度は最大で時速250マイル(約402km)に達する。
乗員数は大人4〜5人を想定している。このコンセプトの主な目的は、新しい推進システムを披露することにある。BBCによると、Rolls-Royce plcはこのプロジェクトで機体と電気系統それぞれを担当する2社のパートナーを探している。
Rolls-Royce plcは、「実現可能な商用モデル」が開発されれば、このEVTOLコンセプトを用いた航空機を2020年代の中ごろにも商用化できると見込んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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