Donutsは7月2日、クリニック向けクラウド型電子カルテシステム「CLIUS」(クリアス)をリリースした。対応OSはMacOS High Sierraで、利用料金は月額1万2000円から。
CLIUSは、日々の電子カルテ入力やカルテ記入業務の手間を短縮化することで、医師が本来取り組むべき業務に時間を割くことを目的として開発されたクリニック向けクラウド型電子カルテ。従来の電子カルテはセット登録などにより、効率的な入力業務を実現していたが、CLIUSでは、オーダーや病名などのクイック入力機能や用法用量、検査、文言まで含めた自動学習のほか、デザイナーが直接医師にヒアリングを行ない、医師の目線の動きまで考えた画面設計となっており、思考を妨げないインターフェイスを実現。従来の電子カルテに比べ、入力時間を約30%削減したサービスとうたっている。
同社が開業医師に実施した独自アンケートでは、「カルテ記入時間を短縮したい」と回答した医師が約85%にのぼるとし、電子カルテ入力やカルテ記入業務の時間の削減を通じて、その時間を患者との対話に充てることができるほか、1人あたりの診療数を増やし、超高齢化社会に訪れる医師不足解消に貢献するとうたっている。
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