アマゾンジャパンは6月28日、「Amazon Fire TVシリーズ」向けコンテンツとして、「FODプレミアム」(フジテレビジョン)、「cookpadTV」(cookpadTV)、「トレバ」(サイバーステップ)、「Maru-Jan」(シグナルトーク)を追加すると発表した。7月1日から提供を開始する。
Amazon Fire TVシリーズは、「Fire TV Stick」(価格:4980円)と「Fire TV」(同:8980円)の2タイプを提供。テレビに接続することで、大画面で「Amazon ビデオ」や「YouTube」「Netflix」「AbemaTV」などのコンテンツを視聴できる。
販売累計台数については公表しなかったが「デバイスの出荷数は順調に伸びている。注目すべきは季節性が出てきていること。年末年始や夏休みなど、長期休みの時に使う率が高くなる」(Amazonアプリストア事業部の長尾ジョナサン氏)と、利用状況を説明。またパートナーに対して、定期動画配信(SVOD)のストア手数料を30%から20%に引き下げたこと、FireTV上でパートナーのプロモーションスロットを増枠するなどのサポートを展開していることも明らかにした。
追加されたコンテンツは、VODサービスにしては特徴的な若年女性層に人気があるFODプレミアム、女性、主婦層のユーザーを多数持つcookpadTV、オンラインクレーンゲームという新しいエンターテインメントを提供するトレバ、シニア層にリーチできるMaru-Janの4つ。「VODが中心だった今までとは違う、新たな層を開拓し、新しい価値をお客様に提供できる」とAmazonデバイス Fire TV兼Dash Button事業部事業部長の橘宏至氏は自信を見せる。
「長い間話しをしてきた」(橘氏)というFODプレミアムについては、「amazon pay」「amazon appstore」に対応することで「スマホやPCから申し込みをして、テレビ側の設定も必要だった従来の手続きに対し、申し込みから視聴まで一気通貫でできる」(フジテレビジョン 総合事業局コンテンツ事業室 部長職 の野村和生氏)と、新たなシステムを提供する。
ライフスタイルカテゴリの強化という役割を果たすcookpadTVは「リビングにある大画面テレビで見られることが魅力。スマートフォンなどの小さな画面から解放され、くつろぎながらクッキングライブを楽しめることに可能性を感じている」とCookpadTV 取締役 CTOの渡辺慎也氏がコメント。「クッキングライブの視聴をショッピングや映画など、休日の楽しみにしていきたい」(渡辺氏)と期待を寄せる。
ゲームコンテンツである、トレバとMaru-Janは、いずれもFireTVのリモコンで操作ができる環境を整備。「店舗のクレーンゲームを楽しむ感覚で、操作ができる。最近人気のビッグサイズの景品も無料で配送されるため便利。自宅のリビングをアミューズメントコーナーにできる」とサイバーステップ 代表取締役社長の佐藤類氏は、利便性を説明。シグナルトーク ジェネラルマネージヤーMaru-Janプロデューサーの阿部信光氏も「リモコン使って、新鮮な形でオンライン麻雀ができる。お客様が毎日楽しんでも飽きが来ないことをアピールしたい」と、FireTVコンテンツとして提供する強みを話した。
アマゾンでは、各カテゴリでリーダーシップを発揮しているサービスを追加し、家族全員で楽しめる新しいリビングテレビの娯楽体験を推進していく。
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