ドコモ、障がい者のスマホ操作を補助するアプリ「シンプルフリック」を公開

 NTTドコモは6月26日、スマートフォンの操作を補助するアプリ「シンプルフリック」を無料で公開した。App Storeからダウンロード可能。同社以外の携帯キャリアのユーザーも利用できる。

スマホ操作を補助するアプリ「シンプルフリック」
スマホ操作を補助するアプリ「シンプルフリック」

 シンプルフリックは、「スマートフォンのアイコンをピンポイントでタップすることが難しい」という、上肢に障がいのある利用者の声を受けて開発したアプリ。操作画面上の任意の場所をフリックするだけで、よく使うメニューを簡易に起動できる。また、電話・メール・アプリ・ブックマークの各機能において、よく使う宛先や項目を事前に上下左右の位置に割り当てておくことで、2回のフリック操作で起動できるという。なお、フリック操作は操作画面上のどこからでも開始できる。

 操作方法は、上下左右の方向に2回フリックしてメニューを選択する「2フリックモード」に加え、左右の方向のみにフリックしてダブルタップで決定する「フリック&ダブルタップモード」も用意。利用者の状況に応じて使いやすい方法が選択できる。いずれのモードでも、フリックの代わりに音声操作にも対応する。さらに、音声読み上げ機能に対応しているため、視覚に障がいのある人も活用できる。

 同社はこれまでも、視覚に障がいのある人の文字入力を補助するアプリ「Move&Flick」や、耳の聞こえづらい方向けに通話相手の発話内容をスマートフォンの画面上にリアルタイムでテキスト表示する「みえる電話」のトライアルサービスなどを提供している。

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