Volkswagen(VW)傘下の自動車メーカーAudiと韓国の自動車メーカーHyundai(現代自動車)は、燃料電池(FC)の技術開発で協力すると発表した。電気自動車(EV)向けFCの量産を早期に実現させることが目的。
FC技術の開発を加速させる方策として、両社は特許クロスライセンス契約を締結。また、競合しないFC用コンポーネントの領域でも、情報に対するアクセス権を相互に付与する。
両社によると、FCベースの電気自動車(FCEV)は燃料である水素を1回充填すると長距離走行することが可能で、燃料の充填頻度を下げられる。しかも、バッテリへの充電に時間のかかるEVやプラグインハイブリッド車(PHV)と違い、水素の充填は短時間で済むため、EVのエネルギー源に適しているという。また、特に大きな自動車の場合、電力をすべてバッテリで賄うようなEVに比べ、重量の面で有利だそうだ。
さらに、両社は持続可能なFCの技術開発分野で、より広範に協力する方向で検討を進める。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス