Magic Leap Oneは、ヘッドセットとLight Packという円形のパックをケーブルでつないで動作するようになっている。Light Packは実はフル機能のPCで、吸排気口もあり、空気にさらしておく必要がある。Magic Leap関係者によると、このパックはポケットにクリップ留めできるように設計されているというが、ベルトには留められない(重すぎるせいか?)。そして、間違ってもパック全体をポケットに押し込んではいけない。廃熱があるからだ。
Light PackはUSB-Cポート、ボリュームボタン、ヘッドホン端子を備え、コンピュータに直接接続してプログラミングすることが可能。周辺機器との接続はWi-FiもしくはBluetoothを利用する。起動時には弧の形をしたレインボーカラーのLEDライトが点灯する。バッテリー駆動時間は『数時間』とされている。
このヘッドセットはAR用である(VR用ではない)ため、ユーザーはコントローラを目で見ることが可能。同社の開発した6自由度コントローラ(前後、左右、上下の6方向に動く)は内蔵するタッチパッド部分に発光LEDマーカーが埋め込まれ、アプリ内でクリックできる部分を示すようになる(これはプログラムすることが可能)。底部にはトリガーとバンパーがあり、そして上部にひとつあるボタンはホームボタンのようだ。
マルチプレーヤーで利用可能同じ空間にいる複数の人間が同時にMagic Leapsを装着することが可能だが、それ以上の詳細は明かされなかった。たとえば、アバター同士がどうやりとりするかなどはわかっていない。
屋内用として設計されている。屋外では利用できない次のバージョンが屋外利用を想定したものになる可能性もあるが、現時点ではこの製品は屋内用である。そのため無線接続はWi-Fiだけで、携帯通信機能はない。屋内でしか使えないのは、ディスプレイの輝度の問題や、明るい光の下でのカメラ追跡機能の問題も関係しているのかもしれない。
仕様の詳細は不明、デモも未公開仕様の詳細は明らかにされておらず、実際のARゲームがどんなものになるかがわかる完全版のデモもなかった。実際のデモをストリーム中継して欲しいというリクエストに対してNoon氏は「現在作成中」と答えていた。
Magic Leap Oneはホログラフィーと感じられる3DのARをつくりだすものになる。この製品は、Microsoft HoloLensと同様のスタンドアローンのヘッドセットだが、より進んだライトフィールド技術を採用したものになると同社は説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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