テスラのマスクCEO、「完全自動運転」機能の有効化を始めると宣言--8月から

Andrew Krok (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)2018年06月12日 10時18分

 Elon Musk氏がまたしても、答えより疑問が多く浮かぶようなツイートを発信した。

 Teslaの最高経営責任者(CEO)であるMusk氏は6月10日、同社車両の次のソフトウェアアップデート「Version 9」で「完全自動運転機能の有効化を開始する」とTwitterに投稿した。この発言は、Teslaが5000ドル(約55万円)の「Enhanced Autopilot」パッケージのアップグレードとして3000ドル(約33万円)で提供している「Full Self-Driving Capability」を指しているようだ。

 Musk氏のツイートの詳細を問い合わせたところ、Teslaの広報担当者は、現時点でツイートの内容以上のことは明らかにできないと述べた。

 Teslaが自社車両のハードウェアを「Hardware 2.0」(HW2)に最初にアップグレードした際、「Autopilot」関連機能の大半が無効になっていた。その後、Teslaは時差リリースのような形で時間をかけて同システムを再導入した。Teslaの先進的な運転支援システムに何らかの補強や強化が施されるにしても、やはり同様のスケジュールで実行されることになりそうだ。

 Teslaの車両がいきなり完全自動運転できるようになることはまずないだろうが、もしかすると、8月に予定されている「Version 9」のリリース前に、Teslaが追加情報を明らかにするかもしれないので要注目だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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