医療予約技術研究所は6月7日、医院向けのアプリ開発サービス「ポケットクリニック」を6月6日に提供開始したと発表した。
医院専用アプリを利用することで、「患者登録→初回問診→予約→決済→次回予約」の流れをシームレスにし、受付業務を60%削減。患者満足度を向上できるという。
同社は、医療機関向け予約管理システム「メディカル革命」などを提供しているが、それらを提供する中で、「スマホサイトを開かなくても、患者が診察予約できるようにしたい」「医療費の支払いが、医院、患者、両者にとって煩雑」「アプリだけを単独で作っても、予約受付業務との連携が弱い」といった課題が挙がっており、これら課題を解決するためには、同社が主力とする予約管理システムと連携する専用のアプリの提供が効果的であると考えたという。
また、医院の負担になっていた「電話による予約受付」「来院受付」「初診の問診など」「支払い業務」といった業務上の負担も、同サービスにより軽減できるとしている。
ポケットクリニックには、患者登録、初回問診、予約&個別問診、受付処理(チェックイン)、クレジットカード決済、次回予約、遠隔診療(ビデオチャット)、プッシュ通知、医院ホームページ埋め込みといった機能を搭載。さらに、シームレスな決済機能が統合されている。
カスタマイズ例としては、「オリジナルの検査サービスとの連携」「医院で販売している健康食品やサプリなどの物販機能を追加」「健康に関するQ&Aによるアドバイス機能を追加」「近隣の提携施設をレコメンドする機能を追加」などを挙げている。
同社では、同サービスについて、「決済方法の拡充(電子マネーや仮想通貨対応)」「診察結果、診察履歴、治療方針を医院と患者間で共有する機能」「服薬のリマインドと管理をする機能」「ビデオチャット機能を使った遠隔相談や遠隔診療」「複数の医院の治療情報を1アプリに統合する機能」「診療後のケアなどを実現する、医院と患者間のコミュニケーション機能」などの機能追加を構想しているという。
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