ロシアの大手ネット企業Yandexは、昨秋より提供してきたロシア語音声アシスタント機能「Alice」に対応するスマートスピーカ「Yandex.Station」を発表した。価格は9900ルーブル(約1万7000円)で、今夏発売する。
Aliceは、ロシア語による対話が可能な音声アシスタント。2017年の秋に、まずYandexのモバイル用検索およびブラウズアプリで提供開始し、その後PC用ブラウザ「Yandex Browser」や自動車用ナビゲーションアプリ「Yandex.Navigator」へと、利用可能な環境を段階的に増やした。現時点でAliceの総利用回数は、1日当たり数千万回に上るという。今後、コネクテッドカー用プラットフォーム「Yandex.Auto」にも対応させる予定。
Yandex.Stationは、Aliceを搭載したスマートスピーカで、「Amazon Echo」「Google Home」、Appleの「HomePod」と同様のデバイス。Yandex初のハードウェア製品というだけでなく、ロシア市場初のスマートスピーカだそうだ。
既存環境で作動するAliceと同じく、音声コマンドで検索や各種タスクが実行可能。さらに、HDMI出力ポートを備えており、テレビに接続して映画やテレビ番組を楽しめる。Yandexのビデオストリーミングサービス「KinoPoisk」のほか、iviやAmediatekaといった現地ビデオサービス業者のサービスが利用できる。
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