パプアニューギニアの居住者は、好むと好まざるとにかかわらず、1カ月間をFacebookなしで過ごすデジタルデトックス期間に入る可能性がある。
パプアニューギニアのSam Basil通信相は現地時間5月29日、現地メディアのPost-Courierに対し、Facebookを同国で1カ月間使用禁止にする考えを明らかにした。その期間に、偽のプロフィールを特定し、同プラットフォーム上のわいせつ画像の拡散を防止する方法を検討するという。
「その期間に、偽のアカウントの背後にいるユーザー、わいせつな画像をアップロードするユーザー、偽情報や誤解を招く情報をFacebook上に投稿するユーザーを特定するための情報を収集し、それらのアカウントをふるい分けて削除する」とBasil氏は述べた。この作業は、2016年に制定された同国のCyber Crime Actの施行の一環として位置づけられるという。
Basil氏はさらに、国民がFacebookの代わりに使用する同国独自のソーシャルネットワークの構築を同国が検討していることを明かした。
Facebookは、偽のプロフィールを使用して偽情報を促進および共有する行為など、虚偽ニュース拡散の防止に努めている。
Facebook の広報担当者は、「パプアニューギニア政府が懸念していることを理解するために、同国政府と連絡をとった」とコメントした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス