KDDIは12月25日、アクサ生命保険と医療分野における課題解決を目的とし、ヘルステックの共同研究とヘルスケアサービスの協業を開始すると発表した。
ヘルステックの共同研究では、同社が通信分野で培ったソリューションサービスを提供するノウハウやIoT、位置情報ビックデータなどさまざまなデータ分析に関する知見と、アクサ生命保険が40年以上にわたり医療保障分野で培ってきた経験やグローバルな保険グループとして培ってきた知見やノウハウを融合。
(1)医療分野における課題解決やIT化を推進するためのサービスプラットフォームの構想・企画・開発 、(2)ヘルスケアサービスの協業で得られた知見やデータに基づく新規事業、商品・サービスの開発の2つを共同で研究する。
ヘルスケアサービスの協業では、アクサ生命保険が一部地域で導入しているがんや生活習慣病の早期発見・早期治療を目的としたプログラム「アクサ メディカルコーディネーションサービス」を強化。アクサ メディカルコーディネーションサービスに、KDDIが提供する自宅でできる血液検査サービス「スマホdeドック」を組み込むことで、利用者は自宅で簡易に血液検査が行えるようになる。
なお、アクサ メディカルコーディネーションサービスは、健康診断受診や疾病の早期治療をサポートすることで、利用者が早期に疾病から回復することをサポートすると同時に、自治体や健保組合が負担している医療費の削減も目指している。
今後両社は、健康診断の受診率向上や生活習慣の改善など医療分野における課題解決を目的として、自治体や医療機関と連携しながら、ヘルスケアサービスの協業を進める。さらに、協業により得られたヘルスデータを活用することで、新たなサービスや商品の開発など、社会的価値の高い事業を共同で推進するとしている。
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