マーキュリーは5月24日、同社のマンション情報サイト「マンションバリュー」に掲載する中古マンションについて、新築時よりも値上がりしているマンションのランキングを発表した。
本ランキングは、マンションバリューに掲載する約3万棟のマンションの騰落率を部屋毎に算出し、現在の中古市場において、新築時よりも値上がりしているマンションを、いつ(竣工年)、どこで(エリア)、どのような特徴を持っているかを分析したもの。
竣工年×エリアで見ると、トップとなったのは神奈川・横浜市神奈川区の2007年竣工のマンション(騰落率:約+49.17%)で、2位の横浜市西区、3位の東京都中央区とも2007年竣工のマンションという結果から、値上がり物件には「2007年竣工」「横浜市神奈川区、横浜市西区、東京都中央区エリア」「駅からの徒歩分数が10分未満の、30階建て以上のタワーマンション」の法則があるとした。
マーキュリーは、大規模なタワーマンションは建築に期間を要し、2007年竣工のタワーマンションの多くが販売を開始した2005年前後は、新築分譲マンションの価格が高騰する前で、現在の相場と比べると大幅に安い価格で購入できたことが、2007年竣工物件が上位にランクインする要因の一つと分析している。
騰落率とは、決められた2つの時点価格を比較し、どれだけ値上がりもしくは値下がりしたかをパーセント形式で表すもの。マンショバリューでは、新築時の販売価格と中古流通時の価格情報を比較し、騰落率を算出している。
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