Amazon.comはこの春、「Alexa」の新機能を立て続けに発表している。注目すべきものとしては、指示されたことを記憶する「Memory」、スマートロック制御、フォローアップモード、パーソナライズされたスキルテンプレートなどがある。そして米国時間5月22日、新しいカレンダー操作が提供開始された。会合の予定を組む場合に、Alexaが自分と相手の空き時間に基づいてスケジュールを設定したり、予定が重なった際には設定し直したりできる。
カレンダー操作を利用するにはまず、Alexaアプリの「設定」セクションを開き、「カレンダー」を選択する。ここで、Google、Apple、Microsoft(「Outlook」や「Exchange」)が提供するカレンダーとリンクできる。カレンダーとリンクすると、手元のAlexaデバイスから音声コマンドを使ってミーティングを管理できるようになる。
新機能により、Alexaでできることがさらに広がる。先述の会合設定もその1つだ。会合を設定したい相手と自分がそれぞれカレンダーのデータをAmazonと共有している場合、Alexaが両者のスケジュールをスキャンし、どちらも都合がいい時間を提案してくれる。
また、予定の移動が可能になり、削除して新たに作成する必要がなくなった。単純に、「Alexa, move my meeting with Kate from 1:00 to 3:00」(Alexa、Kateとの会合を1時から3時に変更して)と言えばいい。変更の結果ダブルブッキングになってしまう場合は、Alexaが警告してくれる。
これらの新しい機能は、米国で5月22日から利用可能になっている。米国以外への展開の有無や時期について、Amazonはまだ明らかにしていない。ところで、言うまでもないが、プライバシーに関する次の点は十分に認識しておくべきだ。Alexaにスケジュールを任せるということは、すでにGoogleやMicrosoftなどと共有している予定データを、Amazonとも共有することになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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