au版「isai V30+」のカメラ機能が進化--独自技術「ThinQ AI」を搭載

 LG エレクトロニクス・ジャパンは5月17日、KDDIと沖縄セルラー電話より2017年12月に発売されたスマートフォン「isai V30+ LGV35」のソフトウェアアップデートを実施し、独自の人工知能技術「ThinQ AI」を搭載したことを発表した。

 今回のソフトウェアアップデートでは、カメラ機能が向上し、セキュリティ機能が改善された。特にカメラ機能では、「AI カメラ」と「Q レンズ」に、独自の人工知能技術である「ThinQ AI」が搭載された。

「isai V30+ LGV35」
「isai V30+ LGV35」

 AI カメラ(ThinQ AI)では、フレーム内の被写体をAIが分析し、「人」「ペット」「食べ物」「日の出」「日没」「風景」「都市」「花」の計8つのカテゴリの中から適したモードを選択して撮影できる。各モードでは、視野角、色、反射、照明、彩度などを最適化し、被写体の特性を生かした撮影に対応する。

 Q レンズ(ThinQ AI)は、撮影した被写体をカメラが認識し、製品情報や価格、類似画像などをインターネット上で検索できる機能。「フォトショッピング」機能では、撮影した画像と同じ商品を検索・購入でき、「フォト検索」機能では、類似画像を検索することが可能。「QR コードリーダー」機能では、専用のアプリを別途インストールすることなく、QRコードが読み取れる。

 また、Google アシスタントとの連携により、写真撮影の操作指示が音声に対応。独自の音声コマンド機能により、「LG、AI カメラ起動して」や「LG、AI カメラで写真撮って」といった指示を認識する。

 さらに、従来のスマートフォンのカメラは、ambient light(環境光、周囲の光)を測定して撮影していたが、AI機能のアルゴリズムを使用(ブライトモードをオン)することで、暗い環境でもより明るく撮影できる。「Sensor Binning(センサービニング)」機能により、標準カメラでの撮影時に、4つの画素をひとつに使うことで受光面積が広がり、従来よりも輝度を2倍明るくでき、フラッシュがなくてもノイズが少ない、鮮明な写真を撮影できるという。

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