Olasonic、スマホを“飛び切りいい音”で聴けるBluetoothスピーカ--LDAC、aptXHD対応

 インターアクションは5月17日、Olasonic(オラソニック)ブランドのBluetoothスピーカ「IA-BT7」を発表した。木製キャビネットを採用し、最高音質のスマートフォンスピーカと位置づける。発売は6月8日、想定税別価格は3万円前後になる。

 Olasonicは、ハードウェア設計や開発などを手がける東和電子が2010年にスタートしたオーディオブランド。横幅約15cmのコンパクトオーディオ「NANOCOMPO」や卵型スピーカなどを発売している。2017年10月にインターアクションが東和電子からOlasonic事業を継承。今回はインターアクション傘下として初めての新製品になる。

Bluetoothスピーカ「IA-BT7」
Bluetoothスピーカ「IA-BT7」

 インターアクションが商品サポートや営業などを担い、商品設計はSOZOデザインが担当。SOZOデザインはOlasonicブランドを立ち上げた山本喜則氏が代表取締役を務めている。

左から、インターアクション代表取締役副社長の木地伸雄氏、SOZOデザイン代表取締役CEOの山本喜則氏、ミキサーズラボ会長の内沼映二氏
左から、インターアクション代表取締役副社長の木地伸雄氏、SOZOデザイン代表取締役CEOの山本喜則氏、ミキサーズラボ会長の内沼映二氏

 本体は高さ144mm×幅275mm×奥行き65mmのスクエアデザインで、57mmのトゥイータ2つと110mmのサブウーファ、パッシブラジエータを内蔵。トゥイータはハイレゾ再生に対応しているほか、サブウーファは110mmと大型で、豊かな低音を再生。クリアな中高域とともにバランスの良い高音質再生を目指した。

左から、パッシブラジエータ、57mmのトゥイータ、110mmのサブウーファ
左から、パッシブラジエータ、57mmのトゥイータ、110mmのサブウーファ

 スピーカ同士の相互干渉をなくすため、各スピーカユニットに専用のアンプを搭載したバイアンプ構成を採用。中高域用に10W、低域用の20Wのアンプを用意し、3チャンネルアンプ構成にした。アンプはテキサス・インスツルメンツ製の「TAS5782」を使用。圧縮音源なども96kHzまで引き上げて再生するアップコンバータも内蔵する。

 音質チューニングは、レコーディングスタジオ「ミキサーズラボ」と共同で実施。従来のOlasonicサウンドに比べ、より豊かな低音と華やかな中高域を意識しており、スタジオ録音時の音に近いチューニングに仕上げたという。

 BluetoothはLDAC(24bit/96kHz)、aptXHD(24bit/48kHz)の両方に対応。Qualcommのチップ「CSR8675」を自社でモジュール化し、高音質再生にこだわった。

自社設計したBluetoothモジュール。高さ18mm×幅12mm
自社設計したBluetoothモジュール。高さ18mm×幅12mm

 密閉性を高めた木製キャビネットを採用し、木目をいかした「ウォルナット」と4層のピアノフィニッシュ仕上げを施した「シルクホワイト」の2色を用意。オーディオ入力端子を備え、有線での接続も可能だ。

 Olasonicでは、現在最も一般的と思われる音楽プレーヤーはスマートフォンと認識。IA-BT7はスマートフォンで音楽を聴く時に、最高音質を目指し開発したという。室内での使用を想定し、バッテリは非搭載。バッテリ分のスペースをスピーカユニットやアンプに振り分けることで、高音質再生を追求した。本体サイズは、サブウーファの大きさから逆算して設計することで、デスクトップサイズながら低域を犠牲することのないスマートフォンスピーカに仕上げたとしている。

木製キャビネット
木製キャビネット
シルクホワイトとウォルナットの2色展開
シルクホワイトとウォルナットの2色展開
オーディオ入力ではスマートスピーカとの接続も想定している
オーディオ入力ではスマートスピーカとの接続も想定している

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