フォトシンスは5月8日、グロービス・キャピタル・パートナーズ、大和企業投資および、既存株主であるYJキャピタル、個人投資家を引受先とする第三者割当増資と、新生銀行、日本政策金融公庫、オリックスからの融資などにより、総額10億円の資金を調達したと発表した。同社の累計調達額は15億円となる。
同社は、2016年7月に法人向け後付け型スマートロック「Akerun Pro」を発売。個人情報を多く扱う人材紹介業・金融業・士業に加え、多拠点を構える企業・コワーキングスペース・シェアオフィスへの導入が伸びており、2年弱で2500社に採用されているという。
今回調達した資金は、年々増加する導入企業へのサポート体制の強化に加え、引き合い件数の増加にともなうセールス窓口の整備が急務となっていることから、現在50名の正社員を2年後までに100名規模に拡大し人材を確保するとしている。また、これまでのネットを中心としたマーケティングに加え、リアルな媒体を活用した積極的な販売促進を行うという。
さらに、2017年5月施行の個人情報保護法の改正により、個人情報を取り扱う全事業所の入退室管理が義務化されたことや、働き方改革による正確な労働時間の把握など、「Akerun入退室管理システム」が活躍する場面が増え、引き合いが増えていることから、2年後の2020年に1万社への導入を目指すとしている。
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