Amazonは米国時間4月26日、第1四半期決算(3月31日締め)を発表した。北米での販売とAmazon Web Services(AWS)事業が好調だったことなどから、市場予想を大きく上回った。
純利益は16億2900万ドル(希薄化後1株あたり3.27ドル)、純売上高は前年同期比43%増の510億4200万ドルとなった。
前年同期は純利益が7億2400万ドル(希薄化後1株あたり1.48ドル)、純売上高が357億1400万ドルだった。
アナリストは売上高を498億7000万ドル、1株当たり利益を1.27ドルと予想していた。
AWSは、純売上高で見た場合には依然としてAmazonの事業全体における比較的小さい部分しか占めていないものの、利益での貢献度は極めて大きい。AWSの同四半期の純売上高は前年同期比49%増の54億4200万ドル、営業利益は14億ドルだった。
最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏は声明で、「AWSは同業他社との競争が始まる7年前からこの分野に参入するという、あまり例のない優位性を手にしているうえ、チームの勢いは衰えを知らない」と述べ、「その結果、AWSは間違いなく、最も先進的かつ最も機能の豊富なサービスを提供している。AWSによって開発者はより多くのものごとを成し遂げ、より機動的になる一方で、AWS自体も日々さらに進歩し続けている。これこそ、AWSが2期連続で驚くべき成長を遂げている理由だ」としている。
Amazonの北米地域における第1四半期の純売上高は、前年同期比46%増の307億2500万ドルだった。また営業利益は11億4900万ドルだった。
全世界では純売上高が、前年同期比34%増の148億7500万ドル、営業損失は6億2200万ドルだった。
Amazonは第2四半期について、純売上高が510〜540億ドル、営業利益が11〜19億ドルになる見通しとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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