「政治的、宗教的、または思想的な目標を達成するために、人や財産に対する計画的な暴力行為に関与し、一般市民や政府、国際組織を脅迫するあらゆる非政府組織」。Facebookの米国時間4月23日のブログ投稿によると、同社内ではテロリズムをそのように定義しているという。
Facebookのグローバルポリシーマネジメント担当バイスプレジデントのMonika Bickert氏と対テロポリシー統括者のBrian Fishman氏によれば、組織の政治的目標が何かに関わらず、目標のために暴力を使用するものはテロリズムだとしている。また、一般に政府はテロリズムの定義に当てはまらないとしている。
なぜこの定義が重要なのだろうか。それはこの定義が、ユーザーのフィードに表示されない投稿を決定するためだ。同社の200人体制のテロ対策チームがそれらの投稿を削除している。
Facebookが23日に述べたところによると、同社は2018年第1四半期、この定義に基づいて、ISISやアルカイダに関連するコンテンツを190万件削除したという。これは前期の2倍である。そのコンテンツの99%は、ユーザーからの報告ではなくFacebookが自社の技術で検知したものだ、と同社は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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