複数の画面を組み合わせて遊ぶゲーム機というと、任天堂の「ニンテンドーDS」を思い浮かべる。その任天堂が、画面をより柔軟に連携させる技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間4月12日に「GAME SYSTEM」(公開特許番号「US 2018/0101350 A1」)として公開された。出願日は2017年4月13日。
この特許は、タッチパネル付きディスプレイを備えるデバイスを複数組み合わせ、各デバイスに表示する内容や、ユーザーが各パネルにタッチする情報を連携させる技術を説明したもの。デバイスは相互に通信できるようになっており、2つ以上を組み合わせられる。
組み合わせ方も、実施例でさまざまなパターンが説明されている。2枚をさまざまな向きに並べるほか、さらに多くを並べることも可能。3つのデバイスを3角形になるように組み合わす例もある。各デバイスの表示だけでなく、複数のディスプレイをまたぐようなタッチ操作もできる。
ほかの実施例には、ボールが複雑に反射をするエアーホッケーゲームのような例や、離して置いたデバイスの見えない壁に当たって反射する例もある。
さらに、デバイスを3次元的に立てて組み合わせることや、デバイスの傾きをゲームに利用するアイデアも実施例にみられる。
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