「Apple Music」の有料会員数が、前月比で200万人増加し、4000万人を突破したとVarietyが報じている。ただし、Spotifyの会員数と比較すると、まだ少なくとも3000万人の開きがある。
Varietyは、今後Oliver Schusser氏がこのストリーミング音楽サービスを統括するとも報じており、Appleがこれを認めた。同氏は、Apple Musicおよび国際コンテンツ担当バイスプレジデントに任命され、ソフトウェアおよびサービス部門の責任者であるEddy Cue氏の直属となる。Schusser氏は、米国外でAppleが展開している「App Store」や「iTunes」に関する取り組みを率いてきたという。
Appleは、今回の人事によって、Jimmy Iovine氏の任務が変わるかどうかについてはコメントしなかった。Iovine氏は、共同で創業したBeats Electronicsが2014年に30億ドルでAppleに買収されて以来、長い間Appleの音楽担当幹部を務めており、2015年にはApple Musicの立ち上げにも関わった。だが、2017年に入り、Apple Musicの顔としての同氏の役割は縮小しており、この夏にもAppleから離れるか、Apple Musicでの役割が大きく減る見込みだという報道が相次いでいる。
Appleは、iTunesが音楽のデジタルダウンロードの分野で圧倒的なシェアを誇っていたことから、長い間、サブスクリプション方式の音楽サービスを手がけずにいた。だが、ストリーミングサービスが成長し、人々が音楽を聴いたり買ったりする主要な手段となったことを受けて、2015年にApple Musicを開始した。その後、同サービスは急速な成長を遂げ、着々と有料会員を増やして競合サービスを追い抜いていった。ただし、音楽ストリーミングサービスの分野では、今でもSpotifyがトップの座を保っている。
Spotifyの有料会員数は、2017年末の時点で7100万人に達した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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