ハシモトは4月3日、見守りAIロボットサービスを展開するBsizeと、「ランドセル×AI」で子供の安全を、そして子供を持つ親に安心を提供していく取り組みをスタートさせると発表した。
4月より、同社の主力ブランド「フィットちゃんランドセル」を検討・購入者に対し、更なる安全・安心を提供する「フィットちゃんみまもりAI」の推進に取り組む。
フィットちゃんランドセルは、「子どもたちに喜ばれるランドセル」コンセプトにしたランドセルブランド。反射材によりランドセルのふちが光り、60m先からでも視認可能な「安ピカッ」をはじめ、ランドセルが軽く感じられ成長により体が大きくなっても背負いやすく降ろしやすい「フィットちゃん背カン」、マチ部分の変形を防ぐ「トリプルガード」など、独自技術を採用している。
Bsizeは、2011年に設立し、自然光に近いLEDデスクライトやQi規格のワイヤレス充電器などのテクノロジとデザインを融合させたプロダクトを開発。2017年には、AI(人工知能)を活用したみまもりデバイス「GPS BoT」を発表している。GPS BoTは、これまでのGPSみまもり端末と異なり、クラウド上で位置を特定する高精度なトリプル測位エンジンを搭載。一般的なGPSの電波だけでなく、周辺のWiFiアクセスポイントの電波や、携帯基地局の電波もセンシングするため、一般的なGPS端末では難しかった、屋内や地下での位置特定も可能。
両社は、いつもそばにあるランドセルだからこそできる新しい形の安全・安心を提供できないかとプロジェクトをスタート。フィットちゃんみまもりAIは、学習能力のあるデバイスGPS BoTが子供の行動パターンをインプット。位置情報を教えるだけでなく、普段訪れる場所への到着や出発を自動通知する。また、普段と異なる行動パターンを示した際のAI異常アラートも搭載予定。
同社では今後も、ランドセルの購入者・購入希望者の声、GPS BoTのデータをもとにサービスをアップデートし、子供が安全で、子供を持つ親が安心できる未来を目指すという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)