2018年に入り、音声アシスタントとメディア再生の統合が一層進むことが待ち望まれてきた。Amazon.comは米国時間3月30日、「Alexa」の動画関連スキルを実現する「Video Skill API」を新たにアップデートすることで、そうした方向へ一歩前進した。
同APIにより、「Alexa、(シンシナティ)レッズの試合を録画して」といった簡単な音声コマンドで、Alexaに番組を録画させることが可能になる。また、新しい「ステート(状態)」レポーティングにより、ユーザーが動画を視聴している状態をAlexaが判別しやすくなる。これにより、ユーザーが視聴している動画を操作する際、無駄に長ったらしい指示を必要とせず、「Alexa、一時停止して」といった簡単なコマンドを使えるよう、開発者はスキルを改良できるようになる。
アップグレードには、「ローンチャー」機能も含まれる。これは、動画ストリーミングアプリを起動する、「ホーム」や「ガイド」といったよく使うメニューやナビゲーションを呼び出すといった操作を簡単に指示できるようにするもので、たとえば「Alexa、『Prime Video』を起動して」といったフレーズを使えるようになる。
これらの新しい操作は、Amazonが「Fire TV」で使っているのと同じトップレベルの音声操作をベースにしているという。Amazonは、新しいAPIでは複数の動画関連スキルを同時に扱えると説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」