高校生の半数以上がTwitterを実名利用、そのうち約4割は公開アカウント--MMD調査

 MMD研究所は3月27日、マカフィーと共同で「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」を実施した。

 調査期間は3月1〜5日。事前調査と本調査に分かれており、事前調査は高校生、大学生、社会人、15歳〜39歳の男女4575人(高校生 n=634、大学生 n=1043、社会人20代 n=1638、社会人30代 n=1260)が対象。本調査は、事前調査で抽出したSNS、ブログ、掲示板いずれかを週に1回以上利用していると回答した男女2027人(高校生 n=503、大学生 n=510、社会人20代 n=507、社会人30代 n=507)を対象とした。

 事前調査において、週に1回以上利用しているサービスを聞いたところ、SNSで最も利用が多かったのはTwitter(57.8%)、次にInstagram(44.0%)だった。属性別では、高校生がTwitter(79.3%)、次いでInstagram(47.9%)、LINEのタイムライン(33.8%)となり、大学生も同様にTwitterが73.8%、Instagramが46.4%、LINEのタイムラインが26.9%となった。20代の社会人ではTwitterが56.6%、Instagram48.4%、Facebookが37.2%となり、30代の社会人でもTwitterが35.3%、Instagramが34.4%、Facebookが33.9%となった。


 本調査において、実名で利用しているサービスを聞いたところ、利用率が多かった4つのSNSのうち、Twitterに関しては高校生の52.7%、大学生の44.5%が実名を公開していると回答。


 

 さらに、Twitterを実名利用していると答えた706人(高校生 n=265、大学生 n=227、社会人20代 n=143、社会人30代 n=71)を対象に、Twitterの公開範囲を聞いたところ、高校生の41.1%、大学生の35.2%、社会人20代の37.1%、社会人30代の57.7%が公開設定を「すべての人」にしていた。高校生のTwitterの実名利用の多さを考えると、多くの高校生が個人情報を公開していることが明らかとなった。


 

 同じく、事前調査でSNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用していると回答した人2027人に、SNSを利用する目的を聞いたところ、Twitterでは「趣味に関する情報収集」という回答が全体で最も多い結果となった。


 

 属性別で見ると、高校生は「趣味に関する情報収集」が40.0%、次いで「著名人の近況を知るため」が33.3%。大学生は「趣味に関する情報収集」が40.6%、次いで「友人、知人の近況を知るため」が38.7%。20代の社会人は「友人、知人の近況を知るため」が32.7%、「趣味に関する情報収集」が30.4%、30代の社会人は「趣味に関する情報収集」が32.7%、次いで「ニュースやトレンドなどの情報収集」が23.7%となった。

 また、SNSを利用していてよかったことを聞いたところ、「役に立つ情報を得られる」が53.9%と最も多く、次いで「すぐに友人・家族の近況がわかる」が38.4%、「新しい趣味が広がった」が36.1%、「行きたい場所が増えた」が36.1%となった。


 

 事前調査でSNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用しているかつ一度でも投稿したことがあると回答した1720人(高校生 n=449、大学生 n=441、社会人20代 n=434、社会人30代 n=396)を対象に、投稿した内容を後悔したことがあるかを聞いたところ、「後悔したことがある」という回答で半数を超えたのは高校生(60.6%)、大学生(62.8%)、社会人20代(57.1%)となった。


 

 さらに、後悔の経験があると答えた985人に対して、後悔した投稿内容について聞いたところ「そのときの感情」という回答が最も多く47.3%、次いで「恋愛に関する内容」「自分の写真」が21.9%だった。


 

 

 

 

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