「気づいたら小学生の子どもがYouTubeでおかしな動画を見ていた」と、ある保護者から聞いた。「『ママ、これおかしいよ』って子どもが言うから見たら、キャラクターが変なことしているの。それまで普通の動画を見ていただけなのに、いつの間にそうなっていたのか分からなくて驚いた」。このような話は複数の保護者から聞いている。
では、子どもに悪影響を与える可能性がある「エルサゲート」動画を子どもに見せないようにするにはどうすればいいのだろうか。ネット動画を見せないという極端な家庭もあるようだが、一般の家庭ではあまり現実的ではないだろう。Hulu、Netflix、Amazonプライムなどの子ども向けチャンネルなどを選んで見せたり、YouTubeを見せるなら「YouTube Kids」を利用させるなどの方法を取るべきだろう。
ただし前述のように、YouTube Kidsを使っても、一部はすり抜けて子どもの目に届いてしまう可能性がある。子どもに一人で動画を見せっぱなしにさせず、時折子どもが見ている動画内容を確認するのがお勧めだ。
また、Googleは不適切動画への対策に力を入れている。問題がある動画を見つけたら、積極的に通報するといいだろう。YouTubeで不適切な動画を見つけたら、不適切な部分で動画の右下3点をクリックして「報告」を選び、不適切な理由を選んで、理由を記入して「報告」してほしい。
高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業等のコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育について詳しい。
元小学校教員。
『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(共に日本実業出版社)他著書多数。
近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)。
ブログ:http://akiakatsuki.hatenablog.com/
Twitter:@akiakatsuki
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