freee、民泊事業に必要な手続きをワンストップで支援--百戦錬磨と提携

 freeeは3月12日、民泊予約サイトを運営する百戦錬磨と業務提携すると発表した。また、新たに民泊事業を始める事業者向けに新サービス「民泊開業 freee」を3月15日より開始する。利用料金は無料。

 民泊開業 freeeは、3月15日より始まる住宅宿泊事業の届出手続きから、個人事業主としての開業手続き書類の作成、百戦錬磨が運営する「STAYJAPAN」へのホスト登録までを一気通貫でサポートするサービス。民泊を運営する上で、新たな法律となる住宅宿泊事業法(民泊新法)に対して不安や悩みを抱えることなく、事業にフォーカスできるよう支援するという。


サービスの利用イメージ

 同社によると、全国的な民泊解禁により、新たに確定申告の対象となる事業者が増加する見込みである一方、申告方法の種類やそれぞれのメリットの認知は低い状況だという。また、2016年に同社が行った調査では、個人事業主の約3割は青色申告承認申請書を提出せず、提出していない人のうち約3割は「提出するメリットがわからない」、約6割は「特に理由はない」と答えるなど、確定申告時のメリットを最大限受けられていない事業者の存在が明らかになった。

 そこで、百戦錬磨との提携開始にともない、新たに民泊事業を開始する事業者に向けて、必要な手続きや書類の作成を一気通貫でサポートする民泊開業 freeeを共同で開発した。同社は、民泊開業 freeeのさらなる利便性向上を目指し、今後も民泊サイトや民泊ホスト向けサービスとの連携を検討するとしている。

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