タイトルを見て、「3分で終わるような仕事ばかりだったら苦労しない」と一瞬思うが、「3分でその後の仕事の進め方が決まる」と聞けば、十分納得できる。本書では、残業を良しとしない海外において、多数の大きなプロジェクトを手がけるうちに、著者が編み出してきた仕事のやり方と考え方を簡潔に伝えてくれる。
実際のところ、1分もかからずに終わる細かい仕事も、日常業務の中にはたくさんあって、それぞれの時間を計ったことがないから気づいていないだけなのだ。そうした細かい仕事の積み重ねで、数時間、数日、数カ月、あるいは数年までかかる仕事はできている。どの仕事も、仕事であるからには「やる」しかなく、結局のところ、大量の仕事をこなしていくにはまずは「優先順位を付けない」でやっていくというのは、理解できる話だ。もちろん、それだけで仕事は回っていかないのだが、まずはこれだけでも、仕事への取り組み方がガラッと変わる人は多そうだ。
本文では、さらっと書かれているに過ぎないが、ここまでの経験を積み重ねてきた著者の苦労は大変なものだったろう。そこで試行錯誤して得たベストの方法を、さらっと本で読めてしまうのは申し訳ない気持ちになるほどだ。
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