昨今のスマートフォンはとても多機能で高性能なため、思いつく限りのありとあらゆる機能が詰め込まれている。それはそれで役立つのだが、スマートフォンが手元にあると仕事や日々の雑事から開放されず、気が休まらない。
そこで、必要最小限の機能だけを搭載した4G対応スマートフォン「Light Phone 2」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Light Phone 2は、LTEで通話や通信ができるシンプルなスマートフォン。機能を通話、メッセージング、電話帳、アラーム時計などだけに絞り、高機能スマートフォンは置いて出かけたいけれど連絡を取る必要がある、といった場合に最適だ。サイズは縦91×横55×厚さ6.5~7.5mm、重さは80gの予定。無線LAN(Wi-Fi)にも対応し、GPS用ハードも搭載する。防水にするかどうかは検討中。
OSは、Android OSベースの「LightOS」。画面デバイスは描画速度が比較的遅く白黒表示の電子ペーパーだが、機能が少ないためこれで十分なのだろう。逆に消費電力が少なく、マットな質感で映り込みを防ぐ落ち着いた画面が、Light Phone 2に合っている。バッテリ容量は500mAhと小さいものの、5日間の待受時間、数時間の通話時間を確保できるという。
必要最小限の機能というものの、開発チームは便利で煩わしくない機能であればLight Phone 2に搭載したいとしている。現時点で決定している機能と検討中の機能は以下のとおり。ちなみに、ソーシャルメディア、広告、メール、ニュースといった機能は搭載しない。
決定済み世界各地で利用可能とするため、南北アメリカ大陸向けの「A」、欧州/中東/オーストラリア/ニュージーランド/ブラジル/チリ/南アフリカ/ナイジェリア/ケニヤ向けの「B」、日本や韓国を含むアジア向けの「C」という3モデルを用意している。
Indiegogoでの目標金額は25万ドル(約2660万円)。記事執筆時点(日本時間3月6日12時)でキャンペーン期間は20日残っているが、すでに目標の3倍近い約71万3000ドル(約7585万6000円)の資金を集めている。
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