見守り支援ロボット「Kibiro(キビロ)」を開発・販売するFRONTEOコミュニケーションズは3月5日、学研塾ホールディングスと自立型個別学習塾「G-PAPILS」において、Kibiroを活用した家庭学習の促進に関する実証研究を3月中旬より開始すると発表した。
G-PAPILSは、従来の受験スキルだけを身につけた“優れた受験生”の育成ではなく、能動的に学習に取り組み、自己調整学習ができる“優れた学習者”の育成を目的とした自立型個別学習塾。
学研の教材コンテンツとKnewtonのアダプティブ・ラーニング・テクノロジを連動させることにより、学習者ひとりひとりに最適な単元と難易度をレコメンドする。また、取り組んだ課題プリントの正誤情報をもとに、AIが個々の学習者の理解度を分析し、理解度向上のための教材をレコメンドするという。
今回の取り組みは、神戸・博多エリアにある学研グループの学習塾に通う中学1〜2年生の一部を対象に、Kibiroを活用して家庭学習の支援・促進を行い、その効果を検証するもの。期間は約1カ月。研究結果を踏まえ、今後の本格展開を検討するという。
従来、家庭学習を遠隔でサポートするメンターが、学習用タブレットアプリの起動状況や電話をかけて確認していた生徒の学習状況を、Kibiroのコミュニケーション機能やカメラを使った撮影機能(ストリーミング映像)を活用して、リアルタイムで効率的に把握。ポイントを絞って介入・指導することで、生徒の学習習慣の定着とメンターの負荷軽減の実現を目指すとしている。
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