コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2月22日、日経BPとの共催によって開催するイベント「東京ゲームショウ2018」(TGS2018)の概要を発表した。
開催日程は9月20日~23日までの4日間、千葉県にある幕張メッセにて開催する。今回のテーマは「新たなステージ、開幕。」。新たなゲームの楽しみ方を体験できる祭典をイメージしているという。
TGS2018におけるポイントとして「eスポーツ」「ネット動画配信の拡大」「国際化」「新たな技術の取り組み」の4つを挙げた。
このなかでも特に注力するとしていたのがeスポーツ。前回のTGS2017では「e-Sports X(クロス)」という形でリニューアルしており、TGS2018では会場キャパシティを拡大するほか、予選大会から会場内で実施する予定。また、CESAや日本オンラインゲーム協会(JOGA)といった業界団体の後援を得て2月に発足した、日本eスポーツ連合(JeSU)と共同で開催する形をとり、JeSUが定めるプロライセンスの発行大会も計画しているという。
ネット動画配信の拡大について、これまでの国内におけるniconico、海外におけるtwitchのほか、TGS2017ではDouyuの協力により中国向けの公式動画配信を開始した。TGS2018は情報発信力の強化を目的とし、よりグローバルに向けて配信を行うため、eスポーツを中心に配信プラットフォームを拡大するとしている。
国際化については、海外の展示会やイベントでの来場誘致や出展活動を強化。新たな技術の取り組みについては「VR/ARコーナー」において、出展の拡大を目指し招致を行う。またVR、AR、MR対応のゲームコンテンツだけでなく、アミューズメント向け専用の製品やサービスの出展も可能にする。
会場規模については、前回に引き続き幕張メッセの展示ホール1~11、イベントホール、国際会議場と全館を使用予定。出展状況にもよるが、現状ではコーナー配置に大きな変更はないとしている。細かい運用面において、企業向けではターンキーブースにおけるトークショーや撮影会などのイベント実施を不可に。また来場者向けの規定として、会場内では歩きスマホや自撮り棒の使用を禁止するルールを盛り込むとしている。来場者数は25万人を見込む。
開催発表会で登壇したコンピュータエンターテインメント協会の会長を務める岡村秀樹氏は、2013年から5年連続で来場者が25万人を超えており、また出展社数が2年連続で600社を超えているなか、海外からの出展も同様に、およそ半数となる300社を2年連続で超えている状況に触れ「東京ゲームショウの発信力が強くなってきたことの現れととらえている。日本が世界におけるゲーム文化の中心にいること、そして情報発信の場としてハブとなる機能を堅固なものとしていくため、新しいチャレンジをして新たな話題作りをしていくことに注力していく」と語った。
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