LIXILは2月15日、同社と地域工務店との協働によるIoT技術を活用した実証プロジェクトが、「平成29年度サステナブル建築物等先導事業」に採択されたと発表した。
サステナブル建築物等先導事業は、国土交通省の公募事業で、IoT技術等を活用した住宅の実用化に向けた実証を行う事業を募り、支援するというもの。
LIXILは同公募に、建材メーカーと地域工務店協働による「省エネ・健康・快適」×「便利・安心・楽しい」暮らしを実現する住宅の普及に向けたプロジェクトを提案し、「防犯対策の充実」「家事負担の軽減、時間短縮」のテーマで採択された。
本プロジェクトは、建材や人感センサ、カメラなどとIoT技術を連携させ、AIスピーカや1つのスマートフォンアプリで操作可能なシステムを用いた実証を、地域工務店と協働で行うもの。スマートフォンと連動した玄関ドアの施錠、住宅の各種センサやカメラとスマートフォンとの連動、AIスピーカやスマートフォンから、家電や設備の一括管理ができる機能などについて、利用状況や利用満足度を検証していく。
本プロジェクトは、4月に発売予定の、住まいをIoT連携させるLIXILのリンクシステムを対象としたもので、検証結果は、商品やサービスの開発、および普及促進に活用するという。
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