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リアルタイム音声変換AI技術を搭載した“メガホン”--ワンフェスで声優音声のデモ

佐藤和也 (編集部)2018年02月08日 12時15分
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 テクノロジー企業など4社からなるアニメガホン制作委員会は2月8日、発話者の音声を任意の声へとリアルタイムに変換するメガホン 「ANIMEGAPHONE」 (アニメガホン) を開発。製品情報やコンセプトムービーを公開した。 2月18日に幕張メッセで開催されるイベント「ワンダーフェスティバル」では、声優の発話音声を登録したデモンストレーションも行う。

「ANIMEGAPHONE」
「ANIMEGAPHONE」

 一般的なボイスチェンジャーは、声の音程や音質をフィルタリングで変化させるのに対し、このANIMEGAPHONEは、発話者の音声を解析し、登録した別の音声で発話させることが特長。リアルタイムボイス変換AI技術を用いて発話者の音声を処理し、あらかじめ登録した他者(別人)の声を、音声としてほぼ遅延することなく発信することが可能なメガホンとうたっている。

例えば警備担当の男性でも、声を発すれば、瞬時にかわいい女の子アニメキャラの声にするといったことも可能とうたっている
例えば警備担当の男性でも、声を発すれば、瞬時にかわいい女の子アニメキャラの声にするといったことも可能とうたっている

 人の声を任意の声へと変換するリアルタイムボイス変換AI技術は、クリムゾンテクノロジーが開発した、統計的声質変換法を用いた独自技術となる「リアチェンvoice」を応用。声優たちの声を分析・データ化し、メガホン使用者の声を、メガホン内で瞬時に変換するテクノロジを開発したという。

 例えば年配の男性による発話を若い女性の音声で発信したり、コンサート会場であればその歌手の声で、会社であればその社長の声で発話をするといった、耳を傾けたくなるメガホンとして活用できるという。その特長をいかし、混雑などが発生しやすい場所において、その状況で最も効果的な声で案内や警備をよりスムーズ行うといった活用方法が想定されるという。システム単位でのレンタル提供を想定し、複数の実地テストを経て価格などの設定を行い、展開を進めていくという。

 初めての実地テストとなるワンダーフェスティバルでは、「ONE PIECE」 のサンジ役などで知られる平田広明さんと、アニメ「のんのんびより」の宮内れんげ役などで知られる小岩井ことりさんの、2人の声優を発話音声として登録。会場内での実演や声かけを行う予定としている。

  • 平田広明さん

  • 小岩井ことりさん

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