ソニー、スタートアップなどの新規事業を支援--「First Flight」が受付開始

 ソニーは1月15日、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」(SAP)のクラウドファンディングとEコマースのサービスを兼ね備えたサイト「First Flight(ファースト・フライト)」の利用を含めた新規事業の加速支援サービスを企業やスタートアップにも提供すると発表した。同日から「新規事業支援サービスお申込みページ」で、募集を開始している。


新規事業支援サービス 応募概念図

 First Flightは、SAPから生まれた事業を対象に、新しいサービスや商品を世の中に出したい起業家を応援するプラットフォーム。「wena wrist(ウェナ リスト)」では、国内初となる資金調達1億円超の実績を持つ。ソニー内の新規事業案件を対象に、クラウドファンディングなどを実施してきた。

 今回、社内のみに限定してきたFirst Flightの仕組みを開放。専用ページから申し込むことで、審査後、SAPの「加速支援チーム」による量産化や事業化支援のサービスや、First Flightでのクラウドファンディング、商品販売が利用可能になる。

 現在、先行プロジェクトとして、アニメ作品の舞台を実世界で体験できるARアプリ「舞台めぐり」を提供するソニー企業と、サンライズ、沼津市の3者共同によるサービス「沼津市×ラブライブ!サンシャイン!! ヌマヅノタカラ 地域活性化プロジェクト」のクラウドファンディングを実施している。

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