仏国のオーディオメーカーOrosound(オロサウンド)は、8つのマイクを搭載し、独自の「360度音声認識ノイズレーダー」を備えたノイズキャンセリングイヤホンTilde(ティルデ)を発表した。クラウドファンディングサービス「Makuake」でプロジェクトを開始している。支援コースは2万6600円~用意している。
Tildeは、8つのマイクで騒音と人の声の違いを認識し、音のする方向を検知。192kHz超高速サンプリングでノイズキャンセルをするというもの。カフェの隣席の話し声、オフィスの背後からの物音といった、突発的にあらゆる方向から飛び込んでくるノイズを消せる。
2つの耳元のマイクが、周囲の騒音をキャッチし、6つのマイクが自分の話し声と騒音を識別する仕組み。ノイズキャンセル通話「クリスタルクリアコール」も備え、うるさい騒音や話し声はノイズキャンセルで消し去り、自分の話し声だけを相手に届けられるとしている。
このほか、騒音の中でも、目の前の相手の声だけがはっきり聞こえる。ノイズキャンセル会話「トークインノイズ」、ノイズキャンセルの効き目を自由にコントロール「ノイズコントロールスライダー」機能も装備。バランスドアーマチュアドライバを搭載し、超低歪みの高音質再生もできる。ノイズキャンセル、音楽再生時の連続使用時間は約8時間。Micro USB経由で充電が可能だ。
本体は40gと軽量で、アレルギー低刺激素材を採用。パリのデザインハウス「elium studio」がデザインを担当しているという。
Orosoundは、ドローンやノイズキャンセリングヘッドホンなどの開発、販売で知られるParrotの開発責任者が起業。独自のノイズキャンセル技術は、グローバルイノベーションアウォード受賞、iLab2015受賞、Connecting the world 2015最優秀賞などを受賞している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス