華為技術(ファーウェイ)は、オープンなモバイル人工知能(AI)エコシステムを構築するための戦略的提携を、中国検索エンジン大手の百度(バイドゥ)と締結したことを発表した。
ファーウェイによると、この戦略的提携には、AIのプラットフォームと技術、インターネットサービス、コンテンツエコシステムが含まれるという。
このオープンエコシステムは、ファーウェイの「HiAI」プラットフォームとNeural Network Processing Unit(NPU)、バイドゥのディープラーニングフレームワーク「PaddlePaddle」、バイドゥのAIサービスおよびアセットを含む「Baidu Brain」を使用して構築され、AI開発者がこうした技術を活用できるようにするものとなる。
この提携の下で、バイドゥとファーウェイは、スマートデバイス上の音声および画像認識の改良にも取り組み、民生用拡張現実(AR)ソフトウェアとハードウェアのエコシステムを構築する予定だ。
両社が開発を進めるコンテンツおよびインターネットサービスについて、ファーウェイは「より直感的で便利なサービスによって多数の高品質なコンテンツを消費者に提供するための、検索やフィードなどの分野における協調を強化」することになるとした。
「未来は、指示を受けて対応するだけでなく、積極的にユーザーにサービスを提供するスマートデバイスにある」とHuawei Consumer Business Groupの最高経営責任者(CEO)を務めるRichard Yu氏は述べた。
「研究開発で豊富な経験を積んできたファーウェイは、バイドゥとの提携によって、この業界におけるイノベーションを加速させ、次世代のスマートフォンを開発し、ユーザーをさらに深く理解するAIを世界中の消費者に提供する」(Yu氏)
バイドゥのCEOを務めるRobin Li氏は、同社はAI開発に「専念」していると述べた。同社は先ごろ、AMDの「EPYC」を搭載する、AI、ビッグデータ、およびクラウドコンピューティング(ABC)のサービスの提供を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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