この冬はインフルエンザの流行が早くに始まったらしく、ワクチン不足が話題になった。受験生を抱えている家庭では、インフルエンザだけでなくノロウイルスも不安だろう。ウイルス感染を防ぐには、小まめな手洗いが効果的だ。ところが、水を出したり止めたりするハンドルやレバーに触れると、そこからウイルスの感染が拡大する場合もある。
そこで、既存の蛇口を自動水栓にできる「Autowater」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Autowaterは、蛇口の吐水口に取り付けると、手をかざすだけで水を出せるようになる自動水栓化デバイス。ハンドルやレバーに触れる必要がないため、ウイルス付着による感染拡大を防げる。ぬれた手で蛇口の周囲を汚さず、衛生が保たれ、掃除もしやすい。さらに、水を出したままにすることもなくなり、65%の節水効果があるという。
手の動きを検知するセンサは、下面と側面に設けられている。下側のセンサに手をかざすと、手があるあいだに限って水を出す。側面のセンサは、手を外してもしばらく水を出し続ける。手を外してから水が止まるまでの時間は、Autowaterの風呂場向けモデルが45秒、台所向けモデルが3分。
さらに、Autowaterは夜間用の照明も備えている。夜中に目覚めて手を洗う際、手元をほのかに照らすライトが点灯するので、部屋の明かりをつけずに済む。光の色は7色のなかから選べる。
電源は内蔵バッテリで、電気配線をする手間がかからない。これは、水回りでの漏電事故を防ぐメリットもある。フル充電で8カ月から12カ月の使用が可能だそうだ。
取り付けは、吐水口先端の整流口などを外した部分にアダプタをねじ込み、本体を装着するだけ。業者に依頼したり、蛇口全体を交換したりする必要はない。
Indiegogoでの目標金額は1万ドル(約113万2800万円)。記事執筆時点(日本時間12月25日14時)でキャンペーン期間は18日残っているが、すでに目標の3倍を上回る約3万3000ドル(約373万8240万円)の資金を集めている。
Autowaterの紹介ビデオ(出典:Indiegogo/Vimeo)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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