スマートフォンでブレのない安定したビデオ撮影をする際に役立つスタビライザーだが、これまでいくつも紹介してきた。今や珍しいデバイスでないのだが、現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の「Snoppa M1」は、目標金額の23倍以上もの資金を集める大人気になっている。何が評価されているのだろうか。
Snoppa M1は、幅が58mmから82mmのスマートフォンに取り付けて使うスタビライザー。Bluetoothでスマートフォンと連携し、多彩な撮影モードが利用できる。本格的な撮影に使える3軸モデルで、可動範囲はパン(左右方向)が360°、チルト(上下方向)が-100°から+100°、ロール(回転)が360°。
人気の秘密は、コンパクトに畳んで持ち運べること。折りたたんだ状態のサイズは208×53×43mmのスティック状で、バッグに入れて置いても邪魔にならず、出し入れしやすい。
スタビライザーとしての撮影モードは、水平移動に対応した「Pan Track Mode」、スマートフォンの向きを維持する「Lock Mode」、撮影方向を滑らかに変える「Omni Track Mode」が選べる。最近よく見かける縦長動画を撮影するための「Portrait Shooting Mode」も用意されている。
スタビライザー以外の機能としては、スマートフォンのカメラ機能と連携させた自動パノラマ撮影、撮影方向を動かしながらのタイムラプス撮影、多重露光撮影がアプリから実行できる。さらに、露出、フラッシュ、ホワイトバランス、フォーカス、ISO感度、フレームレートなどの調整も可能。
Indiegogoでの目標金額は1万ドル。記事執筆時点(日本時間10月24日11時)でキャンペーン期間は17日残っているが、すでに目標の23倍を超える約23万4000ドルの資金を集めている。
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