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ランサーズが10億円を調達--フリーランスの新たな働き方や融資などを提供へ

藤井涼 (編集部)2017年12月18日 13時00分
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ランサーズ代表取締役社長の秋好陽介氏

 クラウドソーシングサービス「ランサーズ」を運営するランサーズは12月18日、パーソルホールディングス(パーソル)と新生銀行から総額10億円の資金を調達したことを発表した。同社の累計調達額は23億円。今回の業務提携により、各社のプラットフォームやナレッジを相互連携し、新たな働き方の選択肢やフリーランス向けの融資などを提供する。

 同社では、テクノロジを活用して個人スキルと仕事を効率的にマッチングすることで、生産性を向上させる成長戦略「Open Talent Platform」構想を4月に発表。この第1弾として、位置情報を活用した総合型スキルシェアリングサービス「pook(プック)」を7月に、第2弾として優秀なエンジニアと高額な仕事をマッチングするサービス「Lancers Top」を10月に開始している。さらに、11月にはIT系フリーランスの独立・起業を支援するサービス「PROsheet」を提供するパラフトを完全子会社化していた。


クラウドソーシングサービス「ランサーズ」

 今回の提携もその一環となるもの。パーソル、新生銀行とともに「Open Talent Platform構想におけるフリーランスの働く選択肢を増やし、その土台となるタレントスコアを一緒に作っていく」と、ランサーズ代表取締役社長の秋好陽介氏は説明する。

 パーソルとは、フリーランスの働き方・評価(タレントスコア)をともに作るという。「ランサーズには本業は社員で働くけれど副業はランサーズ(クラウドソーシング)、パーソルにも本業は社員だけどパラレルでフリーランスをするという人が増えている。ただし、通常の仕事とフリーランスは、仕事そのものや評価データなどが断絶されている」(秋好氏)ことから、ランサーズで働いた実績がリアルの仕事にもフィードバックされて時給が上がるといった、“個人の信頼が可視化”されるタレントスコアを作りたいという。

 新生銀行とは、ランサーズの仕事実績と評価データをもとに、与信情報を生成し、設備投資や学習費用などの融資サービスを提供することで、フリーランスの活動を開始・継続するための課題となる、費用面のサポートを充実させるとしている。「フリーランスは会社員に比べるとお金を借りにくいという現状を変えたい」(秋好氏)。


「ランサー経済圏」のイメージ

 また今後は、ランサーズの蓄積データと新生銀行のプライシングナレッジを連携し、タレントスコアにもとづく信用力を査定することで、融資だけでなく、教育、決済、コミュニティなどを統合した“ランサー経済圏”を構築したいとしている。

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