ゴッパは11月30日、USB Power Delivery(USB-PD)規格対応ACアダプタ及びカーチャージャ「Energearシリーズ」を12月下旬より発売すると発表した。アイ・オー・データ機器を通じて販売する。
同社によれば、USB-PD規格に準じて設計され、USB Implementers Forum(USB-IF)で認証された日本で初めてのUSB-PDチャージャという。そのため互換性の心配をせずに利用できるほか、接続端子にUSB Type-Cコネクタを採用しているため、裏表を気にせず利用できる。
ACアダプタは46W(6980円)と65W(7980円)の2種類をラインアップする。スマートフォンやタブレットなどの小型デバイスはもちろん、MacなどのノートPCにも対応する。本体カラーはホワイトとブラックの2色。Macのアダプタのような四角いシンプルな形状で、プラグは折りたためる。
付属のUSB Type-CケーブルもUSB-IF認証品を取得したもので、長さは1.8m、USB-PD規格最高電流の5Aまで対応する。
カーチャージャは27W(3980円)と30W(3980円)の2種類をラインアップする。30WタイプはUSB Type-Cコネクタに加えてUSB Type-Aコネクタも装備しており、2つのポートを同時に使用できる。スマートフォンがUSB-PDに対応していれば車での移動中にスマートフォンを高速に充電できる。長さ90cmの5A対応USB-IF認証ケーブルが添付する。
本製品をリリースするにあたっては、米国グラナイトリバーラボが互換性テスト行った。
グラナイトリバーラボ・ジャパンの仲丸直江氏は、USB-PDのメリットについて「USB Type-Cでも充電はできるが、USB Type-Cでは最大3A(5V)に対し、USB PDは最大5A(20V)」と説明した。大容量を扱えるようになるなど機能が向上した一方で、ホスト、デバイス、ケーブルの組み合わせでパフォーマンスが変わる複雑さも併せ持つ。
特に、ケーブルは特に重要になっており、「粗悪品だとせっかくのパワー給電もネゴシエーションができずうまく動かない。コネクタ間が溶けるということにもなりかねない」と注意を促した。
なお、本体に添付する2種類のケーブルはオプションケーブルとして単体でも2480円~、販売する。ラインアップと価格は下記のとおり。
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