logo

次世代スマートビルで運用費40%削減へ--ソフトバンクと日建設計が業務提携

坂本純子 (編集部)2017年11月27日 18時05分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ソフトバンクと日建設計は11月27日、IoTやロボットなどを活用した次世代スマートビルディングの設計開発に向けた業務提携で合意したと発表した。

 提携に伴い、共同で実証実験を順次開始する。共同実験の主な概要は、(1)人流解析と環境センサや人感センサなどのIoTセンシングによる新しいワークプレイスデザイン、(2)IoTとロボットの導入を考慮した次世代スマートビルディングの共同検討、(3)各種IoTセンサを活用したビルのライフサイクルマネジメント最適化検証──の3点。

ソフトバンクの持つITテクノロジと日建設計の設計力と技術力を合わせ、スマートビルディングを推進するための提携だ
ソフトバンクの持つITテクノロジと日建設計の設計力と技術力を合わせ、スマートビルディングを推進するための提携だ

 話をもちかけたのはソフトバンクからだという。日建設計は、東京タワーやスカイツリーなど、数々のタワーやオフィスビルの設計で知られる設計事務所だ。

オフィスビルの運用費(約60年のライフサイクルコスト)は、建設費の約5倍という
オフィスビルの運用費(約60年のライフサイクルコスト)は、建設費の約5倍という

 ソフトバンク 代表取締役副社長 兼 COOの今井康之氏は、「建築の世界では、圧倒的にナンバーワンの日建設計にご快諾いただいた。新しい建築のあり方を一緒に研究して作り出していきたい。最先端の技術を使いながら、スマートビルディングをどう作り出していくか。オフィスビルにおける実際の運用費(約60年のライフサイクルコスト)は、建設費の約5倍かかると言われる。ビルを建てたときにその運用まで考えたビルとそうでないビルは圧倒的に価値が変わってくる」と語った。

削減に向けて、「清掃」「警備」「設備管理」といった部分にIoTやAI、ロボットを活用
削減に向けて、「清掃」「警備」「設備管理」といった部分にIoTやAI、ロボットを活用

 運用費の削減には、「清掃」「警備」「設備管理」といった部分にIoTやAI、ロボットを活用する考えだ。それにより、40%の削減効果を想定しているという。

 たとえば、ソフトバンクが出資する自動走行ロボット技術開発ベンチャー「Brain Corp」の活用もその一つ。広いオフィスでも、道順など1台のロボットが学習したことを複数台で共有できる掃除ロボットによって清掃コストを削減できる。

Brain Corpの掃除ロボット例
Brain Corpの掃除ロボット例

 また、オフィスに整備されたセンサによって、24時間の警備代行が可能になると考える。さらには、エレベーターや各種設備の定期点検も、センサによって常時マネジメントすることで、設備管理のコストも削減可能になるという。

 両社は、まず既存のビルをベースに実証実験をスタートし、その知見をもとに今後の新築ビルに取り入れていくとしている。

進路上にモノや人が現れた場合も、環境の変化に適応しながら稼働する
進路上にモノや人が現れた場合も、環境の変化に適応しながら稼働する
日建設計 代表取締役社長の亀井忠夫氏とソフトバンク 代表取締役副社長 兼 COOの今井康之氏
日建設計 代表取締役社長の亀井忠夫氏とソフトバンク 代表取締役副社長 兼 COOの今井康之氏

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]