AnyPayは11月27日、同社が運営する割り勘アプリ「paymo(ペイモ)」において、「QR支払い」機能を公開した。これにより販売者は、「paymo biz」を通して、QRコード決済を提供できるようになる。また、あわせて売上管理などができる販売者向けのアプリをリリースする。
これまで、個人間の支払い(割り勘)のみに対応していたが、店舗からの請求額をQRコードで支払いできるようになる。8月からの試験導入期間を経て、一般公開となった。
また、paymo bizは、売上管理などができる販売者向けアプリ。商品の購入履歴、売上、キャンセル処理などがリアルタイムで対応可能。QRコードの表示にも対応しており、専用端末などを必要とせず、アカウント登録後、アプリをダウンロードするだけで利用できる。
販売者は、paymo bizを通して、paymoで支払うためのQRコードを発行できるようになる。なお、カフェなど飲食店を運営している法人だけでなく、フリーマーケットでの活用など個人でも利用できる。
また、QRコードは、印刷やアプリに表示して利用できるため、決済端末は必要ない。これにより、販売者は導入コストをかけずに、クレジットカードなどの決済手段の拡充が可能となった。同社では、現金での支払いが少なくなることで、オペレーションの効率化が図れるとしている。
QRコードは、paymo bizのアカウントから情報を入力すると発行可能。さまざまなニーズに対応するため、金額が固定された商品が登録できる「商品QR」と、複数の商品を購入する場合や価格が変動する商品の購入などに使える「お店QR」が用意されている。
同社によると今後は、POSレジなどとの連動も検討しており、店舗における決済手段のひとつとして拡大していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス