ゴルフ用ウェアラブルセンサで飛距離をアップ--カシオ「HIP SPEEDER CMT-S10GSET」

 カシオ計算機は11月21日、スイング時の腰の動きと回転スピードを計測するゴルフ用ウェアラブルセンサー「HIP SPEEDER(ヒップスピーダー)CMT-S10GSET」を12月15日に発売すると発表した。市場想定価格は3万円前後(税別)。


 同社は2016年、加速度センサ・方位センサ・ジャイロセンサを搭載し、前傾・回転・水平の3方向の角度が計測できるゴルフ用ウェアラブルセンサ「CMT-S10G」を発売している。センサの計測データとカメラで撮影した動画を用いてスイング分析ができ、フォームの改善に役立つツールとして好評を得ているという。今回発売する「CMT-S10GSET」では、さらにゴルフの飛距離アップにつながる計測項目を拡充した。

 また併せて、取得データをスマートフォンで確認できる専用アプリ「EXILIM Connect for GOLF」と「EXILIM Analyzer for GOLF」を同日にアップデートする。


 EXILIM Connect for GOLFでは、腰の動きと回転スピードを数値やグラフなどで表示するほか、推定飛距離を示す「ポテンシャル飛距離」やスイングに対する評価を算出可能。さらに、スイングポイントごとに腰の角度、腰の移動量の大小、スイングリズムなども測定できる。また、EXILIM Analyzer for GOLFでは、保存した計測データを比較したり、回転スピードの推移を確認したりできるようになった。

 なお、アプリには従来どおり「撮影モード」も搭載。同社のゴルフ用デジタルカメラ「EX-SA10GSET」との連携も可能。さらに、腰への装着に便利な専用ベルトを同梱する。2016年に発売したCMT-S10Gについても、ファームウェアのアップデートにより、同様の機能が利用できるようになる。


 同社では、「CMT-S10GSET」の開発にあたり、数百のスイングを同センサで計測し、監修を務める花ヶ崎光弘プロゴルフコーチ(HANA GOLF ACADEMY主宰)と分析を重ねた結果、スイングは大きく3つのレベルに分けられることを導き出した。腰の動きと回転スピードを同アプリでグラフ化すると、腰がスムーズに回転していない「山脈型」、回転が遅い「ひと山型」、理想的な「ふた山型」に大きく分類できるという。

 理想の「ふた山型」に近づくための花ヶ崎プロによる解説「飛距離アップメソッド」を纏めた活用ガイドを同梱しており、スイング上達のヒントとして活用できるとしている。




CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]