デジタルガレージは11月21日、ブロックチェーン関連技術の開発を手がけるBlockstreamと、日本における事業連携に関して正式契約を締結したと発表した。同社の研究開発組織「DG Lab」におけるブロックチェーン関連の技術開発を加速するという。
Blockstreamの、ブロックチェーンの基盤技術をベースに、さまざまなサービス開発に利用できるプラットフォームを日本市場向けに開発する。第1弾として、2017年10月に発表したブロックチェーン上で独自の仮想通貨を発行できる、決済システム向け汎用フレームワーク「DG Lab DVEP(Digital Value Exchange Platform)」を展開する。
デジタルガーレジでは、Blockstreamの日本市場における窓口となり事業展開を支援するほか、「DG Lab DVEP」を軸として、今後フィンテック市場の事業だけでなく、地方創生に向けた地方自治体・行政と連携した事業、AI自動運転や自動車周辺のビッグデータ活用に向けた事業、ヘルスケア市場など、日本市場のさまざまな分野でブロックチェーン技術を活用した新規事業創出に取り組む予定だとしている。
両者は、2017年2月に次世代プラットフォーム技術の共同開発について基本合意を締結。今回の締結は、それをもとに両社の戦略的な技術連携を強化することで、日本をブロックチェーン技術でリードするマーケットに育てるという。また、銀行間金融市場で仲介事業を手掛ける東京短資とも協業し、ブロックチェーンを活用した地域通貨の発行・流通や、仮想通貨OTC市場への事業展開を進める。
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