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HP、NASAの国際宇宙ステーション用プリンタを開発--宇宙で使うための要件とは

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 HPは11月6日、現地時間で11月2日に開催したイベント「Future Powered by Reinvention」において、国際宇宙ステーション(ISS)仕様の「HP ENVY Zero-Gravity Printer」を開発し、2018年2月にSpace-X 14に搭載されISSへと打ち上げられる予定だと発表した。


 同社によると、2016年にアメリカ航空宇宙局(NASA)が「HP ZBook モバイルワークステーション」をISSに向けて打ち上げており、補充分も含めた約120台の「HP ZBook モバイルワークステーション」が、ミッションの任務や作業を支援するために設置されているという。

 今年NASAは、ISSに設置されている既存のプリンティング機能を置き換える次世代プリンタとして、「HP OfficeJet 5740プリンター」を採用。この決定を受け、HPではISSでの利用にカスタマイズした「HP ENVY Zero-Gravity Printer」を開発していた。

 なお、「HP ENVY Zero-Gravity Printer」は、既存製品を元にNASAがISSでプリンタを安全に稼動させるために提示した(1)無重力状態でのペーパーマネージメント、(2)難燃性プラスチック、(3)無重力状態での廃インク管理(4)ガラス除去、(5)有線および、無線接続、(6)複数の向きでの印刷(0度、90度、180度、270度)(7)環境試験(電磁波、原料、音響、可燃性、オフガス、電力互換性など)という7つの要件について、クリエイティブなリエンジニアリング、特殊素材、3Dプリンタで造形された部品を使用することですべて満たしている。

 ちなみに、ISSの搭乗員は1カ月にすべてのプリンタで合計約2連(2000枚)の紙を印刷するという。緊急時用の電子書籍、帰還軌道の一覧、予定表などの手順書やミッションクリティカルな情報を印刷したり、家族からの手紙や写真といった個人的なアイテムを印刷したりするのに用いられる。

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