半導体大手のQualcommは米国時間11月1日、市場の予想を上回る内容の2017会計年度第4四半期決算(9月24日締め)を公開した。
売上高はGAAP基準で59億500万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は92セントだった。前年同期の決算では、GAAP基準の売上高は61億8400万ドル、調整後1株あたり利益は1.28ドルだった。
アナリストの事前予想は、売上高58億ドル、1株あたり調整後利益は81セントというものだった。
2017会計年度の通年では、GAAP基準の売上高は222億9100万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は4.28ドルだった。
Qualcommのライセンス事業は、現在も続いているAppleをはじめとするライセンシーとの訴訟の影響を受けたが、中核事業は着実な伸びを示した。
Appleとの係争は、Qualcommのライセンス事業を担い、同社の利益にかなりの貢献をしているQualcomm Technology Licensing(QTL)にとって、相当な圧力になっている。同社の売上高の大部分は、もう1つの事業部門であるQCT(Qualcomm CDMA Technologies)によるものだ。
QCT部門は、第4四半期も確実に成長した。QTCの同四半期の売上高は、前年同期比13%増の46億5000万ドルに達している。税引き前利益についても、前年同期比42%増となる9億7300万ドルを計上した。
一方、QTLの売上高は12億1300万ドルで、前年同期比で36%減少した。同部門の税引き前利益は、前年同期比48%減の8億2900万ドルだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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