ここからは企業スタンプに焦点を当てて調査した。LINEスタンプ利用者を対象に「LINE企業スタンプのDL経験率」について尋ねたところ、女性は10代、20代ともに7割以上が、男性は10代、20代ともに6割以上がDL経験があると回答した。
次に、企業スタンプDL経験者を対象に「企業スタンプをDLする際に行ったことのある行動」について調査した。その結果、すべての性年代において「友達登録」という回答が最も多く集まり、10代で79.2%、20代で76.8%となった。
さらに「友達登録」をして企業スタンプをDLした人を対象に深掘り調査をした。「友達登録した企業からLINEで来る情報をチェックするか」について調査すると、10代の43.6%、20代の55.7%と若年層のおよそ半数が情報をチェックしていると回答。そのうち「サービスや商品を購入したことがある」と回答した人は10代で25.4%、20代で31.9%であることがわかった。
続いて、企業スタンプDL経験者を対象にLINEスタンプによる企業認知の効果を調査した。その結果、企業スタンプDL経験者のうち10代の48.2%、20代の44.6%が「LINEスタンプを通して初めて知った企業がある」と回答。10代、20代ともに女性の方がLINEスタンプを通して初めて知った企業が多いようだ。
さらに、LINEスタンプを通して企業の印象が変わったかを調査すると、10代の18.3%、20代の17.7%が「印象が良くなった」と回答し、以下のような理由が挙がった。
「堅いイメージが払拭された」「企業のことを知ることができた」といった意見が多く、LINEスタンプを通して企業をより身近に感じられることが企業の好感度向上につながっていると言えそうだ。この調査を通じて、LINEスタンプは若年層と企業をつなぐ一つのツールとなっていることがうかがえる。
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