グーグルのスマートスピーカ「Google Home」で、10月24日から日本語のGoogleアシスタントに対応したアプリが利用可能になった。英会話サービス「ベストティーチャー」もその中の1つだ。特別なアプリをインストールする必要はなく、「OK グーグル、ベストティーチャーと話す」と呼びかけるだけでサービスを利用できる。
ベストティーチャーは、英語4技能試験対策ができるSkypeオンライン英会話サービス。同社によれば、世界50カ国以上に講師がおり、他のオンライン英会話サービスでは提供していないライティングの添削を受けられることが特徴だ。料金は月額9800円からで、社会人を中心に利用されているという。
新たに提供を開始したGoogle Home向けのベストティーチャーを立ち上げると、ウェブ版のベストティーチャーで提供されている「英語リスニングドリル100選」の英語の会話文が読み上げられる。そのあと、会話の理解度を確かめる問題が3問ほど出題され、利用者は4択の中から答えを述べるという流れだ。問題は100種類ほど用意されているという。サービスの利用料金は無料。
現状は特にアカウント連携などはしていないため、誰でも話しかけるだけで、すぐに英語の問題に挑戦できる。「リビングなどに置かれているGoogle Homeに話しかけるだけで気軽に英語学習ができるため習慣化できるのでは」とベストティーチャー代表取締役社長の宮地俊充氏は期待を寄せる。
また、大学入試センター試験に代わり2020年度から実施される「大学入学共通テスト」では、「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語4技能が導入される予定だが、「小中高生などのスマホネイティブは、外国人講師とSkypeなどで会話をすることに抵抗がある人も少なくない。そういった心のハードルを下げるためにも、気軽に学習できるスマートスピーカは相性がいい」(宮地氏)。
今後は、ユーザーからのフィードバックを受けながら、会話文章の長さの調整や、ユーザーを声で識別して難易度を切り替えるといったアップデートをしたいとしている。
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